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W3C Markup Validator
W3C Markup Validatorとは?
W3C Markup Validatorとは、Web文書のマークアップの妥当性をチェックするために、World Wide Web Consortium (W3C) が提供している無料サービスです。このツールは、HTML(HTML 4.01まで)、XHTML(1.0と1.1)、MathML、SMIL、SVG(1.0と1.1、モバイルプロファイルを含む)など様々な文書タイプをサポートしています。Web開発者やデザイナーは、このツールを使用することで、作成したWebページが様々なブラウザで正確に表示されるようになります。また、アクセシビリティの問題や構文エラーを特定し、修正するのにも役立ちます。
W3C Markup Validatorの使い方
まずは、W3C Markup Validatorにアクセスします。
3つの検証方法
検証方法は、URLを使用、ファイルのアップロード、直接入力があります。検証環境などにより適宜検証方法は選択しましょう。
URL(Validate by URI)
公開されているウェブページのURLをAddressに入力し、「Check」ボタンをクリックして検証を開始します。
ファイルのアップロード(Validate by File Upload)
ローカルのHTMLファイルをアップロードし、「Check」ボタンをクリックして検証を開始します。
直接入力(Validate by direct input)
HTMLコードをテキストエリアに直接入力し、「Check」ボタンをクリックして検証を開始します。
代表的なエラー例
以下に代表的なエラー例を5つ記載しました。よかったら参考にしてみてください。
閉じタグの不足
エラー例
<div><p>This is a paragraph</div>
解決策
<div><p>This is a paragraph</p></div>
type
属性の省略
エラー例
解決策
HTML5ではtype
属性の省略が推奨されています。ただし、特定の文脈でtype
属性を指定する必要がある場合もあります。
※scriptタグが記載できなかったので画像で表示しています。
重複するID
エラー例
<div id="section1">...</div><div id="section1">...</div>
解決策
同じIDを複数の要素で使用しないようにし、ユニークなIDを割り当てます。
不正な入れ子
エラー例
<p><div>This is a paragraph</p></div>
解決策
HTML要素は正しい入れ子ルールを適用させる必要があります。例えば、<p>
要素内に<div>
要素を配置する場合、<div>
要素を<p>
要素の内部で閉じる必要があります。
img要素にalt属性がない
エラー例
<img src="image.jpg">
解決策
<img>
要素には alt
属性を追加し、画像の内容を説明するテキストを alt
属性に含めます。alt
属性は、画像が読み込まれない場合やアクセシビリティのためにとても重要です。
まとめ
W3C Markup Validatorを使うことにより、開発における開発者の負担を軽減させるだけではなく、アクセシビリティを向上させ、様々なユーザーが使いやすいWebサイトを作る手助けとなります。